富山ふるさと省エネ協会

実績紹介

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省エネコンサル

【水井食品様】富山市「脱炭素化に向けた計画策定支援事業」

この度、地球温暖化による海水温度上昇等の影響で漁獲量が減っている海産物を守るため、自分たちにできる取組みを知ることを目的に、脱炭素化に向けた計画策定支援を行いました。

水井食品株式会社について                                                         

水井食品株式会社は、ほたるいか珍味や白えび珍味等を製造する、食料品製造会社です。
かね七株式会社のグループ会社として、富山を代表する海産物を活用し、ふるさとの懐かしい味と新たな食ニーズから生まれた製品を全国に届けています。

水井食品株式会社のHPはこちらから

脱炭素化に向けた計画策定支援事業について                         

本事業は、富山市内の中小企業の脱炭素化を推進するため、カードゲームを活用した社内研修や、省エネルギー診断等を実施し、脱炭素化に向けた計画の策定を支援するものです。

対象2024年7月30日・31日開催の「中小企業向けカードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験型セミナー」(富山市主催)を受講し、チームとやましに参加している市内の中小企業
実施期間2024年9月~2025年3月
支援内容社内カードゲーム体験会、社内省エネセミナー、省エネルギー診断、脱炭素経営計画の策定 等
事業主体富山市環境政策課
委託一般社団法人富山ふるさと省エネ協会

こんな企業が参加しています
☑サプライチェーンを通して、脱炭素化に向けた取組みの必要性を感じている企業等
☑脱炭素経営に興味があり、そのための目標や計画作りを行いたい企業等
☑脱炭素化に対する社員の意識を高めていきたい企業等

「中小企業向けカードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験型セミナー」(富山市主催)の記事はこちら

チームとやましについてはこちら

水井食品株式会社の取組み事例

【課題(本事業に申し込んだ理由)】
・地球温暖化による海水温度上昇等の影響を受け、年々、海産物の漁獲量が減っている。自社で取り扱っている海産物を守るには、脱炭素化を進めていくことが必要だと感じている
・脱炭素化に向けて、自分たちが取り組むべき課題を知りたい
・不要電力を減らし、経費削減を目指したい
【目標】
・省エネルギー診断を実施し、エネルギー削減のための課題を知る
・脱炭素経営計画の策定を通して、脱炭素化に対する社員の意識向上を促し、計画の実践に繋げる
【取組み内容】
・省エネルギー診断の実施
・社内省エネセミナーの開催
・脱炭素経営計画の策定
・脱炭素経営計画に基づく実践
【結果】
・参加者の脱炭素化に対する取り組みの関心度で高い評価を得た(とても高まった:100%)
・省エネルギー診断の実施によって、取り組むべき課題が分かった
・脱炭素経営計画の策定を通して、脱炭素化に対する社員の意識が向上し、実践に移すきっかけとなった
【今後の展望】
・脱炭素経営計画を実践し、社内の脱炭素化を進め、2030年までにCO2排出量を2024年比で5.5t削減する
・作業環境の向上と、省エネの向上を両立させる
・脱炭素化に向けた取組みを通して、海産物を守ることに貢献する

取組みの様子                                                     

【対象・実施場所】
受講者:6名(省エネ委員会メンバー)
実施回数:4回
実施場所:水井食品事務所

省エネルギー診断を実施し、使用エネルギーの見える化と、エネルギー削減が可能な設備について提案を行いました。

省エネルギー診断によって、
年間で
★7.2t-CO2/年の削減(CO2換算)
★3.4kL/年の削減(原油換算)
の削減が見込めることが分かりました。

省エネルギー診断の内容を踏まえ、省エネセミナー(「エネルギーの視点から見た企業の未来」)を実施。
その後、省エネ委員会メンバーで話し合い、脱炭素経営計画を策定しました。
脱炭素経営計画では、
・設定温度の緩和
・室外機フィンの洗浄
・蛍光灯のLED化 等
全8項目を盛り込み、2030年までにCO2排出量を5.5t削減することを目標としました。

省エネ委員会の様子

脱炭素経営計画をもとに、課題に取り組みました。
実際に実施した取組みについて、その一部をご紹介します。

★LED化の実施
 事業所では蛍光灯を使用していましたが、その全てをLEDに更新しました。LEDは、蛍光灯と比較して消費電力が少なく寿命も長いため、省エネとなりました。
★間引き運転の実施
 LEDに更新する際に、照明の間引きも併せて行いました。作業に影響のない範囲で照明を間引くことで省エネとなりました。
★フィンの洗浄
 室外機の汚れを落とすことで、空調機の効率を保ちました。

LED化と間引き運転(左)/フィンの洗浄講習会の様子(右)
【省エネ委員会メンバーの声】
“設定温度の緩和やフィンの洗浄等、自分たちでできそうなことが多いと感じた”
“フィンの洗浄といっても、具体的にどこを洗えば良いか分からなかったが、実際に洗浄の仕方を見て学べたのがよかった”
“フィンの洗浄のやり方を実際に見て、簡単だし、継続できそうだと感じた”
“照明の間引き運転をすぐに実践できたのがよかった”
“もっと省エネに積極的に取り組んでいきたいと思った”
水井食品株式会社 石黒取締役

【取締役:石黒直人さんの想い】
ー支援事業を終えた感想ー
 脱炭素への機運を感じ、向き合うべき課題だとは思いつつも、具体的に何をすれば良いのか分からず悩んでいました。
省エネルギー診断を受けたことで、取り組むべき課題が明確になり、良かったです。
また、実際にLED化に取り組んだり、フィンの洗浄の仕方を習ったりすることで、”自分たちでできる”という自信にも繋がりました。
来年度以降は、省エネの向上と作業環境の向上を両立させることを目標に、継続して取組んでいきたいです。
ー社員の方々に向けてー
今回の支援事業を通して、具体的に何をすれば良いのか?を学ぶことができたかと思います。誰かだけが頑張る状態では、目標は達成できないと思うので、一人ひとりが意識をもって、取組んでくれたら嬉しいです。
また、各家庭にも学びを取り入れて、脱炭素の輪がさらに広まっていくことを期待しています。


【まとめ】
今回は、自社で取り扱っている海産物の恵みを守るため、自分たちに出来ることを知り、脱炭素化を推進していきたいという想いが、支援事業を始めるきっかけとなりました。
石黒取締役のもと、脱炭素経営計画の内容を、積極的に実践される姿が印象的でした。
水井食品では、来年度以降も脱炭素化に向けた取組みを進めていきます。